腎機能RENAL-FUNCTION

腎機能RENAL-FUNCTION

腎臓の検査

血液のろ過を行い、老廃物や身体にとって有害なものを尿にして体外へ排出する重要な働きを担っている臓器を腎臓といいます。急性腎炎・腎不全・ネフローゼ症候群などの腎臓病の中でも急性腎炎以外の疾患は、症状がかなり進行してからでないと自覚症状が現れません。腎臓病は健康診断で発見されることが多い特徴があります。次に述べる血液検査の他、尿検査においても腎機能を示します。

尿潜血・腎臓や尿路(腎盂、尿管、膀胱、尿道)内での異常を確認する

尿潜血

尿の中に血液が混じる条件に、腎臓・膀胱・尿管・尿道に炎症や腫瘍、結石が生じていることがあります。出血量が少ない場合と多い場合があり、目視で確認できれば血尿となります。しかしごく少量の出血の場合には尿潜血といいます。出血量を調べるにはスクリーニング検査である試験紙法を用います。しかし、この検査だけでは病気の有無を診断することができず、一過性の尿潜血の場合もあります。

尿沈渣・腎臓や尿路(腎盂、尿管、膀胱、尿道)の障害について検査する

尿蛋白・尿潜血で数値が異常になった時に尿沈渣の検査を行います。これは、尿中に含まれる赤血球・白血球などの細胞・結晶・細菌の有無を調べます。検査方法として、遠心分離機に尿をかけることで成分を沈殿させます。異常がなければ成分は発見できませんが、腎臓から尿管・尿道・膀胱までのどこかで異常が見つかれば数値が増えます。この検査によって下記に示した様々な病気を発見することが可能です。

検査成分の目安
値mg/dl 判定 対策
7.9以下 低尿素窒素血症 妊婦・低たんぱく食・多尿によって判定されることがあるが、経過観察で可。
7.9以下 正常
7.9以下 軽度上昇 腎障害の他にも原因がある可能性あり。
7.9以下 中程度上昇 腎障害の可能性があるため、腎臓の要精密検査が必要。
7.9以下 高度上昇 腎障害・糖尿病などの、その他消化器に障害がある可能性がある。

数値が高くなる要因として、水分摂取が少ない・外傷・消化器出血・発熱・過度な運動があります。中程度~高度上昇の場合には、腎障害が起きている可能性が高くなります。

クレアチニン(Cr) 腎臓機能に障害があるか検査する

尿酸と同じく筋肉の運動・エネルギーを消費する際に使用した蛋白質の老廃物が、腎臓でろ過された後に尿細管から排出されるものが、クレアチニンです。クレアチニンの数値は腎臓の排泄機能が衰えると高くなります。なお、尿素窒素の数値も上昇しますが、クレアチニンは腎臓以外には影響を及ぼすことがほぼありません。

検査成分の目安
値mg/dl 判定 対策
男性0.6以下
女性0.46以下
低クレアチニン症 長期の寝たきり・妊婦・尿崩症でよく見られ、筋肉の病気について検査する。
男性0.61~1.04
女性0.47~0.79
正常
男性1.05~1.99
女性0.80~1.99
軽度上昇 慢性腎炎・腎不全・高血圧・脱水・糖尿病性腎症・肝硬変の可能性があるため、要精密検査。
2.00~4.99 上昇
5.00以上 高度上昇 腎不全のため、血液透析を必要とする。

正常値を示していても腎機能低下がみられる方は、筋肉量の少ない方・身体をあまり動かさない方が該当します。

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