乳腺外科BREAST-SURGERY

乳腺外科BREAST-SURGERY

 
 

乳腺外科とは

乳腺外科とは

専門医によるマンモグラフィと超音波検査を行った上で、マンモトームで更に正確な診断を行うことで微小がん・早期がん・非浸潤がんを発見することが可能です。乳がんは早期発見・早期治療ができれば治癒を見込める疾患です。乳がんの種類によって治療方法を選択することができます。
3cm以上の大きな乳がんには、手術の前に抗がん剤を使用した化学療法の他に、手術後の補助療法に化学療法・分子標的治療・内分泌療法・放射線療法などを行います。手術では、センチネルリンパ節を同定してリンパ節転移の診断を行うことで乳房とリンパ節の切除範囲を縮小し、患者様のQOL(生活の質)を向上できるようにしています。
この他に、乳房手術においても内視鏡手術を導入することで、乳房の皮膚に傷を残すことなく手術が可能です。乳腺部分切除・乳房再建・乳腺全摘出・乳腺腫瘍摘出術などは脇下2.5cm程の小さな傷だけで、手術後の乳房形状が良好・痛み・神経麻痺が少なく済みます。

 

このような症状はありませんか?

乳房にしこりを感じる

乳房にしこりを感じる

乳房を触った時に他とは違った感触がある箇所をしこりといい、痛みがあるものとないもの・弾力のあるものなど様々です。しこりは乳腺症などの良性疾患や治療を必要としないものが7~8割を占めますが、中には悪性腫瘍である場合もあります。
乳がんも、乳房にしこりができる疾患です。乳房に違和感があっても、触診だけで原因疾患の診断することはできないため、マンモグラフィや乳腺超音波検査などの画像検査をして疑わしい箇所がある場合には組織採取を行って病理検査を行います。乳がんの他にも、乳腺炎・乳腺症・線維腺腫など良性疾患の可能性もあり、見分けるために病理検査を行うこともあります。
当院では、最新鋭の乳腺超音波検査やマンモグラフィを導入しています。細胞診や組織診も行っていますので、早期発見・早期治療が可能です。乳房に違和感があってお悩みの方は、ぜひ当院までご相談ください。

乳房が赤く腫れて触ると痛い

乳房のしこりの他に、赤く腫れて痛みがある場合には乳腺炎や乳腺腫瘍を起こしている可能性があります。授乳期に多く見られますが、授乳期以外にも発症することがあります。乳首や乳管から感染することで炎症が起こり、さらに乳腺が化膿することで膿が溜まり乳腺腫瘍が起こります。稀に乳腺炎と似た症状の炎症性乳がんが起こることもあります。乳房に腫れを感じた場合には、お早めにご相談ください。

乳網に凹みが見られる

乳房の一部が凹む、歪みでひきつれる感じがある、乳首が陥没してきたなどの症状が見られる場合、皮下腫瘍の可能性があります。これは乳がんができているサインでもあるため、症状が見られたら早めの受診をお勧めします。

授乳中以外で乳頭から分泌物が出る

乳房には、母乳を作り授乳する働きがありますが、授乳期を終えても何らかの原因で乳頭から分泌物が出ることがあります。分泌物が出る原因として、ホルモンバランスの乱れで乳腺が刺激されることが挙げられます。この時の分泌物は無色~クリーム色です。乳管・乳腺が感染すると乳頭から体液が分泌されることもありますが、血性で赤色~褐色の場合は乳管内にポリープや良性腫瘍・乳がんが潜んでいる可能性があります。いずれにしても何かしらの異常が起きている可能性があるため、早めに受診しましょう。

その他

乳房のできもの、ただれ、左右の大きさの変化、腋窩(わきの下)のしこりなどの違和感に気づいた場合、どんなことでも当院までご相談ください。

 

主な対象疾患

乳がん

乳がんは35歳を過ぎた頃から急増し、年々増加傾向にあります。なお、乳がんは早期発見できれば少ない負担で手術を受けることができるため、定期的に乳がん検診を受けることをお勧めします。

線維腺腫や葉状腫瘍

乳腺線維腺腫(にゅうせんせんいせんしゅ)

乳腺線維腫は、乳房にしこりができても痛みを伴うことなくコロコロよく動く特徴があります。女性ホルモンが乱れることで起こるとされる良性腫瘍で悪性化することは稀です。しかし、肥大化して3cmを超える場合や多発する場合には手術をする必要があります。

葉状腫瘍(ようじょうしゅよう)

大きなしこりが認められます。良性腫瘍の葉状腫瘍は乳房の上皮細胞や間葉系幹細胞の両組織が増殖することが特徴です。悪性腫瘍の場合は皮膚を破って増殖することがあります。葉状腫瘍と診断された場合、良性・悪性に関わらず外科的手術で切除が必要です。

乳腺症

乳腺症は主に女性ホルモンが乱れることで起こります。乳腺の変化、乳房の張り・痛み、しこりなどが主な症状であり、月経前に強くなり月経が終わるころには症状が落ち着く特徴があります。乳腺超音波検査で乳腺症と診断がついた場合は、定期的な経過観察を要します。ただし、特別な治療は必要ありません。

乳腺嚢胞(にゅうせんのうほう)

乳腺嚢胞のしこりは、柔らかく丸いのが特徴です。乳腺嚢胞は袋状で、乳管が詰まることで乳腺からの分泌物が排出できない状態の病気です。この乳腺嚢胞はほとんどが良性ですが、嚢胞内に良性ポリープや悪性腫瘍ができている場合もあります。乳腺超音波検査で検査し、疑わしい部分がある場合には細胞検を行います。

乳管内乳頭腫(にゅうかんないにゅうとうしゅ)

乳管内乳頭腫は良性のものがほとんどで、乳管内にできる初期の乳がんと似た所見が特徴です。乳管内の上皮が腫瘍化し、乳頭から薄い透明なものや血液が混ざって赤色~褐色の分泌物が出る特徴があります。乳腺超音波検査やマンモグラフィなどの画像検査で診断を行いますが、判別が難しい場合には組織生検を行うこともあります。

乳腺炎・乳腺膿瘍(にゅうせんのうよう)

授乳期に多く起こる乳房疾患であり、乳汁が乳房内に鬱滞して乳頭・汗腺から細菌感染することで起こります。症状が激しい特徴があり、乳房の痛み・腫れ・発赤などの症状が起こります。膿瘍ができた場合には、排膿するために切開する必要があります。

乳腺石灰化

乳腺にカルシウムが沈着することで石灰化して起こります。石灰化は母乳や血液の沈着で起こる他に、乳がんの細胞が壊死することでも起こります。乳がんで石灰化が起こった場合、しこりよりも早い段階で起こるため、定期的にマンモグラフィを行って乳房健診を受けることで早期発見に繋がります。

 

外来担当医

 
午前
午後 担当医

第1・3・5 浅川英輝
第2 重川崇
第4 田島厳吾

 

担当医師

非常勤医師重川 崇

認定・資格等

  • 日本外科学会外科専門医・指導医
  • 日本乳癌学会乳腺専門医・指導医・評議員
  • 検診マンモグラフィ読影認定医師
  • 乳房再建用エキスパンダー/インプラント責任医師
  • 医学博士
医師紹介

非常勤医師淺川 英輝

認定・資格等

  • 日本外科学会外科専門医
  • 日本乳癌学会乳腺専門医・指導医
  • 日本がん治療認定医機構がん治療認定医
  • 検診マンモグラフィ読影認定医師
  • 乳がん検診超音波検査実施・判定医師
  • 乳房再建用エキスパンダー/インプラント責任医師
  • 日本医科大学乳腺科嘱託医
医師紹介

非常勤医師田島 厳吾

認定・資格等

    医師紹介

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