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不眠症のセルフチェックをしてみませんか?不眠のタイプやなりやすい人の特徴も解説!

質の高い睡眠は心身の健康維持に欠かせません。しかし、仕事や家事、育児など忙しい毎日の中で、なかなかゆっくり眠れないと感じる人も多いのではないでしょうか。本記事では、不眠症のチェックができるよう、不眠症の可能性のある症状をまとめてみました。不眠症かどうか気になったときには参考になさってください。

不眠の原因には、他の病気が隠れている場合もあるかもしれません。東京千住・尚視会健診プラザでは、不眠症などのご相談も可能な一般診察の他、全身の健康を調べるための人間ドックも実施しております。さまざまな角度から健康をサポートいたしますので、まずはお気軽にご相談ください。当院ではWEBから24時間予約を受け付けております。

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不眠症とは?

不眠症は、眠りたいのに眠れない状態が続いたり、十分な睡眠をとったはずなのに日中に倦怠感や疲労感を感じたりする症状のことです。現代社会では、多くの方が不眠症に悩んでいると言われています。不眠症の原因は、年齢を初めとする身体的な要因や、不規則な生活、運動不足、寝る前のスマホやパソコン操作といった生活習慣などが考えられています。

 

不眠症チェック

眠れないと感じていても、ご自身の症状が不眠症なのかわからないと、受診するかどうかも迷いますよね。ここからは不眠症の代表的な症状を紹介します。不眠症についてのセルフチェックをして、受診が必要かどうかを判断する際の参考にしてみてください。

以下の項目で当てはまるものが多ければ、不眠症の可能性があります。ただし、セルフチェックだけでは不眠症の判断ができず、治療に入ることもできません。必ず医師の診察を受けるようにしましょう。

年齢

不眠症は、年齢とともに増加する傾向があります。厚生労働省の調査によると、30代女性の約20%、60代女性の約40%が不眠症を経験していることがわかっています。この数からは、不眠症が珍しいものではないことがわかります。1人で悩み始めると、さらに眠りにつきづらくなってしまうこともありますので、早めに専門家に相談しましょう。

寝付き

  • 寝床に就いてから30分以上眠れないことが多い

夜中に目が覚める

  • 夜中に2回以上目が覚める
  • 目が覚めると30分以上眠れない

早く目覚めてしまう

  • 希望するよりも2時間以上早く目が覚める
  • 早めに目が覚めても、再び眠れない

総睡眠時間が短い

  • 1日6時間未満しか眠れていない

睡眠の質

  • 十分な睡眠をとったはずなのに、日中に眠気や倦怠感を感じる
  • 睡眠中に何度も目が覚める
  • 睡眠中に夢をよく見る
  • 朝起きたときにすっきりしない

日中の気分

  • 日中にイライラしたり、落ち込んだりすることが多い
  • 集中力が続かない

日中の活動

  • 日中に十分な活動量を確保していない
  • 夜遅くまでスマホやパソコンを見ている

日中の眠気

  • 日中に強い眠気を感じる
  • 昼寝をしても、すっきりしない

以上が不眠症のセルフチェックの項目です。受診する際は、どの項目に当てはまったかを整理し、メモにまとめておきましょう。

 

不眠症のタイプは?

不眠症は4つのタイプに分けられます。

  • 入眠困難:ベッドや布団に入ってもなかなか(30分以上)眠りにつけない。
  • 中途覚醒:眠りについても、夜中に何度も目が覚める。
  • 早朝覚醒:希望する時間や、通常の2時間以上前に目が覚めてしまい、その後眠れない。
  • 熟眠障害:眠りが浅く、睡眠時間を確保していてもよく寝た感じが得られない。

このように不眠症は、寝る時間のどの段階で目が覚めてしまうのか、眠りにつきにくいのかなどで分けられています。人によっては、1つのタイプにしか当てはまらないこともありますが、複数のタイプを併せ持っている場合もあります。

 

不眠症になりやすい人の特徴は?

不眠症には、以下のような人がなりやすいと言われています。

 

  • ストレスを抱えている人
  • 不規則な生活習慣を送っている人
  • カフェインやアルコールを多く摂取している人
  • 寝室環境が悪い人
  • 昼夜逆転の生活をしている人
  • 精神疾患を持っている人

睡眠は副交感神経と密接な関係にあります。副交感神経は、心身をリラックスさせる「休息・回復モード」に関わる神経であり、夜になると優位になって睡眠を促します。日中は交感神経が優位となり、活動モードへと身体を切り替えます。

不眠症になりやすい人の特徴は、副交感神経を優位にさせにくい点です。寝付きが悪いなと感じたら、意識的にリラックスした状態を作るよう心掛けてみましょう。日中の活動に運動を取り入れたり、夜であればリラックスできるように入浴したり、ストレッチやヨガなどに取り組んだりするといった方法があります。

 

不眠症の治療方法

不眠症の治療法には、以下のようなものがあります。

  • 生活習慣の改善
  • 薬物療法
  • 認知行動療法

生活習慣の改善には、以下のようなことを取り入れてみることをおすすめします。

  • 規則正しい生活習慣を送る
  • 寝る前にカフェインやアルコールを控える
  • 寝室環境を整える
  • 適度な運動をする
  • ストレスを溜めない

自分は不眠症ではないかと悩んでいた方の寝付きが、生活習慣を改めるだけでぐっと良くなり、悩みが解消されたという例も見られます。まずはここから取り組んでみるのがおすすめです。

薬物療法では、睡眠薬や抗不安剤、漢方薬などが使用されます。睡眠薬には入眠を助ける超短時間型から中途覚醒を防ぐ中時間・長時間型までさまざまな種類があり、不眠症の症状によって使用する薬が異なります。人によって効きやすい薬や効果の出にくい薬があるため、治療が開始した際に気になることがあれば、我慢せずに担当者に伝えてくださいね。

認知行動療法は、医師やカウンセラーとの対話を重ねながら、不眠症の原因となる考え方や行動パターンそのものを改善していく治療法です。

どのような治療が行われるかは、症状や程度、不眠に悩まされている時間など、人によって異なります。医師と相談の上、ご自身に合った治療方針を選んでいくのが理想的な流れだと言えるでしょう。

 

不眠症が疑われる場合は当院へ

現代社会において、不眠症は多くの方にとって悩ましい問題です。ストレスが強くかかる生活や、便利になったツール、夜でも明るく過ごせる環境などが原因になっていると考えられています。しかし、不眠症の患者さんは少なくないため、治療方法の研究は日々進んでいます。

不眠症の症状は、適切な治療を受けることで改善・緩和できます。東京千住・尚視会健診プラザでは、患者さん自身の負担が少ない方法を選択しながら、生活習慣の改善をサポートいたします。

セルフチェックをしてご自身が不眠症かもしれないと思った方をはじめ、さまざまな症状でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。ご来院の際はご予約が必要ですが、WEBからであれば24時間ご予約を承っております。不眠症でお悩みの方は、一人で抱え込まずにご相談ください。経験豊富な医師とスタッフが、あなたの健康をサポートします。

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睡眠外来を東京で探すときのコツを解説します

「睡眠外来はどうやって探したらいいの?」

「病院を探すコツを知りたい!」

一口に睡眠外来といっても、小規模クリニックから大学病院まで、医療設備も規模も異なる多くの医療機関が存在しています。

不眠症を改善するために通院したいのであれば、自宅や職場から近いクリニックを受診するといいでしょう。不眠の期間が長くなると、日中の眠気や疲れが溜まりやすいことから医療機関に通院すること自体が難しくなってしまうからです。

一方で、不眠症の原因となるような疾患を抱えていたり、重度の不眠症で悩んでいたりするのであれば、一度大学病院で精査するのもおすすめです。

今回は、睡眠外来を東京で探す際に、押さえておきたいポイントを解説します。

いくつかのコツを覚えておくと、睡眠外来選びで迷ったときに、自然と通いやすい医療機関を選択できるでしょう。

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東京の睡眠外来なら東京千住・尚視会健診プラザへ

北千住周辺で不眠症の治療を検討されている方は、ぜひ東京千住・尚視会クリニックへお越し下さい。

東京千住・尚視会プラザは、より詳しい検査を行うために、充実した医療機器を完備しております。また、人間ドックやレディースドックといった健康診断にも対応し、自覚症状なく進行する疾患の早期発見にもご活用いただけます。

東京千住・尚視会クリニックの診療時間は下記のとおりです。

診療時間

9:00〜12:00

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14:00〜17:30

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※日曜・祝日休診

平日はもちろんのこと、土曜日の診療および検査に対応しておりますので、仕事や学校で忙しい方も通いやすい環境です。さらに、女性医師も在籍しておりますので、男性医師には相談しにくいお困りごとも、気兼ねなくお話しいただけるでしょう。

 

不眠症とは?

不眠症とは、睡眠に問題があり、日中に倦怠感・意欲低下・集中力低下などの不調が現れる疾患です。入眠障害や中途覚醒、早朝覚醒といったさまざまな症状が現れます。不眠症は誰でも発症する可能性のある病気ですが、自然に解消されて、再び眠れるようになることもあります。

しかし、一度慢性不眠症に陥ってしまった場合には、医療機関で適切な治療を受けなければ回復しにくいともされています。

不眠の原因はストレスや心の不調、薬の副作用など多岐にわたります。また、不眠が続くと眠れないこと自体に不安を感じる不眠恐怖が生じやすくなります。緊張や睡眠状態へのこだわりが強くなり、さらに眠りにつきにくくなるため、早めの対処が重要です。

自宅での不眠対処で改善が見られない際には、不眠症の専門である睡眠外来に相談しましょう。

 

不眠症が疑われる症状

不眠症を発症すると、まず寝つきが悪くなります。眠る時間が十分に確保されていて、環境が整っているにも関わらず、深夜・早朝まで目が覚めたままになってしまうのです。

さらに、夜間に何度も目が覚める・朝早くに目が覚めて再度眠ることもできないといった症状が現れることもあります。

 

東京の睡眠外来の選び方

睡眠外来を東京で探すときのコツを解説します。

不眠治療に対する十分な実績や専門医が在籍していれば、安心して治療を受けられるでしょう。また、睡眠に関する治療では、ある程度の期間通院する必要があります。自宅からの利便性が高い位置にある病院を選択すれば、治療を自己中断せず不眠症としっかり向き合いやすくなるでしょう。

不眠症改善の実績があるか

医療機関に行く前に、不眠症改善の実績を調べましょう。ホームページを開設している医療機関であれば、得意な症状や対応している疾患を記載しています。

なお、心療内科によっては睡眠障害や不眠障害といった睡眠にまつわる症状には対応していないケースもあるため、事前の確認が必要です。

また、睡眠薬の処方を極力避ける方針をとっている医療機関もあります。すぐに症状を緩和したい、薬の処方をしてほしいとお考えの際には、投薬方針も確認しましょう。

専門医が在籍しているか

気になる医療機関が見つかったら、眠りが浅いことや夜中に起きてしまうといった、自身の症状を専門的に診断できる医師がいるかを確認しましょう。

睡眠に関する学会に所属している医師は、最新の研究結果や治療方法について多くの情報を共有しています。学会から認定を受けた医師であれば、深い知識と豊富な経験から、適切な診療を提供していると考えていいでしょう。

学会や医療機関のホームページには、認定を受けた学会や医師名が記載されています。ホームページをチェックする際には診療科や診療時間だけでなく、医師の経歴にも目を通してみるのがおすすめです。

自宅からのアクセス

医療機関を選ぶときには、自宅や最寄駅からどのくらいの位置にあるのかを調べましょう。

最寄駅から医療機関まで距離があると、通院を面倒に感じ、治療を開始しても長続きしない可能性が高まってしまいます。

不眠症の治療は、風邪やその他の軽い不調と異なり、長期間かけてじっくりと行うことが一般的です。そのため、医療機関を選ぶ際には、駅からの距離を意識することをおすすめします。

東京千住・尚視会クリニックは、北千住駅からおおよそ徒歩2分に位置しており、通院しやすいのが大きな特徴です。

  • 住所:120-0034 東京都足立区千住3-72 白亜ビル4階
  • 最寄駅:北千住駅より徒歩2分
  • 電話番号:03-5284-8320

最寄りの路線

  • JR(常磐線、上野東京ライン)
  • 東京メトロ(千代田区線、日比谷線)
  • つくばエクスプレス
  • 東武(スカイツリーライン、伊勢崎線、日光線・鬼怒川線)

車で来院される際には、クリニック近くの有料駐車場をご利用ください。

 

東京の睡眠外来なら当院へお越しください

積み重なる不眠が原因となり、日中にだるさや頭痛などの不調が現れるときには、睡眠外来を受診しましょう。不眠が短期間であっても、日中の強い眠気や集中力低下で日常生活に支障があるのなら、トラブルになる前に専門医の診断が必要です。

東京千住・尚視会健診プラザは、女性が受診しやすい院内環境づくりに取り組んでおります。

検査を行う臨床検査技師にも女性スタッフを配属しているため、検査の際に身体に触れられることに抵抗がある方も安心です。

また、内視鏡検査や画像診断での着替えも用意しており、露出を極力抑えたメディカルウェアを着用していただけます。

WEBでの予約にも対応可能ですので、仕事や学校が忙しいときには、ご自身のタイミングでお気軽にご予約ください。

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睡眠時無呼吸症候群の知っておきたい原因と症状、効果的な治療法と検査方法を解説

「睡眠時無呼吸症候群ってどんな病気?どんな原因や症状があるの?」
「睡眠時無呼吸症候群かどうか検査する方法は?どうやって治療するの?」

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは、睡眠中に呼吸が何度も止まる恐ろしい病気です。呼吸が止まると、体に酸素が行き渡らず、睡眠の質が低下し、日中の眠気や疲労感、心臓や脳の病気のリスクが高まります。
そのため、脳卒中、狭心症、心筋梗塞などの重篤な合併症を来たす危険が高まるほか、糖尿病、高血圧症などさまざまな持病への悪影響も報告されています。SASは、自分では気づきにくい症状なので、放置すると命に関わることもあります。

この記事では、SASの原因と症状、治療法と検査方法について、詳しく解説しています。

なお、睡眠時無呼吸症候群について心配なら、北千住駅から徒歩2分でアクセスの良い、東京千住・尚視会健診クリニックにお越しください。最新の機器や技術で検査を受けることができます。
睡眠時無呼吸症候群は、放置していると様々な合併症の出現や悪化につながるため、早めの治療が命を救います。ご自身やご家族に心配な症状があれば、一度チェックしてみましょう。

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睡眠時無呼吸症候群とは?

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは、睡眠中に何度も呼吸が止まったり浅くなったりする病気です。呼吸が止まる時間は10秒以上に及び、1時間に5回以上繰り返される場合に診断されます。呼吸が止まると、血中の酸素濃度が低下し、脳や心臓に負担がかかります。そして、睡眠の質も低下し、日中の眠気や集中力の低下などの影響が出ます。

睡眠時無呼吸症候群には、主に閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)と中枢性睡眠時無呼吸症候群(CSAS)の2種類があります。

閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS):喉や鼻の部分が狭くなって空気が通らないために、呼吸が止まったり弱くなったりするタイプです。肥満や扁桃肥大、下あごの小ささなどが原因で起こりやすく、いびきが特徴です。

中枢性睡眠時無呼吸症候群(CSAS):脳から呼吸をする指令が出ないために、呼吸が止まったり弱くなったりするタイプです。心不全や脳卒中、オピオイド系の鎮痛薬などが原因で起こりやすく、いびきの症状はありません。

このうち、閉塞性睡眠時無呼吸症候群が最も多く、約90%を占めます。

閉塞性睡眠時無呼吸症候群の原因は、主に以下のようなものがあります。

  • 肥満:肥満により、首周りの脂肪が増えて気道が狭くなります。また、腹部の脂肪が圧迫されて、横隔膜の動きが妨げられます。
  • 骨格:下あごが小さい、あごが後退している、口蓋垂が長い、扁桃腺やアデノイドが肥大しているなどの骨格的な特徴があると、気道が狭くなります。
  • 飲酒:飲酒により、咽頭筋が弛緩して気道が閉塞しやすくなります。また、睡眠の深さが変化して、無呼吸が起こりやすくなります。
  • 睡眠薬:睡眠薬により、咽頭筋が弛緩して気道が閉塞しやすくなります。また、睡眠の深さが変化して、無呼吸が起こりやすくなります。

中枢性睡眠時無呼吸症候群の原因は、主に以下のようなものがあります。

  • 脳の疾患:脳卒中、脳腫瘍、脳炎、パーキンソン病などの脳の疾患により、呼吸中枢が障害されます。
  • 心不全:心不全により、心臓の動きが低下すると、血液中の二酸化炭素濃度が低下し、呼吸中枢が抑制されます。
  • 高山病:高山病により、血液中の酸素濃度が低下し、呼吸中枢が過剰に刺激されます。その結果、呼吸が速くなり、過換気になって二酸化炭素が減ることで、呼吸中枢の抑制が起こります。

このように、睡眠時無呼吸症候群の原因は、タイプによって異なります。

 

睡眠時無呼吸症候群の症状

睡眠時無呼吸症候群の症状は、以下のようなものがあります。

無呼吸

睡眠中に呼吸が止まることが、睡眠時無呼吸症候群の最も特徴的な症状です。呼吸が止まる時間は10秒以上で、1時間に5回以上繰り返されます。呼吸が止まると、血中の酸素濃度が低下し、心拍数や血圧が上昇します。

また、睡眠のサイクルが乱れて、熟眠感が得られません。

大きないびき

閉塞性睡眠時無呼吸症候群の場合、気道が狭くなることで、呼吸時に空気の流れが乱れて、大きないびきが出ます。いびきは、無呼吸の前兆となることが多く、無呼吸の後には激しいいびきが出ることがあります。入眠中に症状が出現する「いびき」は、自分で気づくことが難しい症状ですが、周囲の人に指摘されて気づくことがあります。

熟眠感が足りない

睡眠時無呼吸症候群では、呼吸が止まるたびに、睡眠のサイクルが乱れて、熟眠感が得られません。そのため、朝起きても、寝た気がしない、寝不足感がある、頭が重い、頭痛がするなどの症状が出ます。熟眠感が足りないと、日中の活動にも支障が出ます。

居眠り

睡眠時無呼吸症候群では、睡眠の質が低下することで、日中の眠気が強くなります。そのため、仕事中や運転中など、集中力や注意力が必要な場面で、居眠りをしてしまうことがあります。居眠りは、生産性や安全性に影響を及ぼすだけでなく、自己評価や社会的評価にも悪影響を与えます。

慢性的な疲労感

睡眠時無呼吸症候群では、睡眠中に血中の酸素濃度が低下することで、身体にエネルギーが十分に供給されません。そのため、日中に慢性的な疲労感や倦怠感を感じることがあります。疲労感は、運動能力や免疫力の低下、感情の不安定さ、性欲の減退などにもつながります。

口・喉の渇き

睡眠時無呼吸症候群では、気道が閉塞することで、口呼吸になることがあります。そのため、口や喉が乾燥し、渇きを感じることがあります。
また、口や喉の乾燥は、口臭や歯周病、咽頭炎などの原因にもなります。

集中力の低下

睡眠時無呼吸症候群では、睡眠の質が低下することで、脳にエネルギーが十分に供給されません。そのため、日中に集中力や記憶力、判断力などの認知機能が低下することがあります。集中力の低下は、仕事や学習の効率や成果に影響を及ぼすだけでなく、人間関係やコミュニケーションにも支障をきたすことがあります。

 

睡眠時無呼吸症候群の治療方法

睡眠時無呼吸症候群の治療方法は、原因や重症度に応じて、以下のようなものがあります。

減量や生活習慣の改善

肥満の予防や解消、寝酒や喫煙を控え、睡眠薬の使用に注意することが、睡眠時無呼吸症候群の予防や軽減に有効です。
また、横向きに寝ることや、枕の高さや硬さを調整することでも、気道の閉塞を防ぐことができます。

口腔内装具の使用

下あごを前方に引き出すことで、気道を広げる効果がある口腔内装具を使用することが、軽度から中等度の閉塞性睡眠時無呼吸症候群の治療に有効です。口腔内装具は、歯科医師により個人に合わせて作られます。

持続陽圧呼吸療法(CPAP療法)

鼻や口に装着したマスクから、一定の圧力で空気を送り込むことで、気道を開放する効果がある持続陽圧呼吸療法は、中等度から重度の閉塞性睡眠時無呼吸症候群の治療に最も有効です。CPAP療法は、無呼吸の回数や症状を大幅に改善するだけでなく、心血管系の合併症の予防にも効果があります。

外科的手術

気道を狭める原因となる組織を切除することで、気道を広げる効果がある手術は、閉塞性睡眠時無呼吸症候群の治療に用いられることがあります。外科的手術は、他の治療法で効果がない場合や、解剖学的な異常が明らかな場合に適用されます。手術の種類は、扁桃腺や口蓋垂の切除、下あごの前方移動、舌根の縮小などがあります。しかし、手術には再発の可能性や合併症のリスクがあります。

これらは主に閉塞性睡眠時無呼吸症候群の治療法となりますが、中枢性睡眠時無呼吸症候群の治療方法は、原因となる疾患の治療や、酸素投与やより高度な陽圧呼吸療法などがあります。中枢性睡眠時無呼吸症候群の治療には、専門的な知識と技術が必要です。

このように、睡眠時無呼吸症候群の治療方法は、個人によって異なりますので、医師の指示に従うようにしてください。睡眠時無呼吸症候群は、放置すると重篤な合併症を引き起こす可能性がありますので、早めに対処することが大切です。

もし自分や家族に睡眠時無呼吸症候群の疑いがある場合は、早めに睡眠時無呼吸症候群の検査が受けられる施設に相談した方がいいでしょう。

 

睡眠時無呼吸症候群の検査方法

睡眠時無呼吸症候群の検査方法は、以下のようなものがあります。

日中の眠気の評価

日中の眠気の程度を客観的に評価するために、エピワース睡眠尺度(ESS)やスタンフォード睡眠尺度(SSS)などの質問紙や、メンテナンス・オブ・ウェイクフルネス・テスト(MWT)や多重睡眠潜時テスト(MSLT)などの実験的な検査が用いられます。

睡眠障害の検査

睡眠中の呼吸や脳波、心電図、血中酸素濃度などを測定することで、睡眠時無呼吸症候群の有無や重症度を判定するために、簡易型アプノモニターやポリソムノグラフィー(PSG)という検査が用いられます。簡易型アプノモニターは、自宅で行える検査で、呼吸や血中酸素濃度などを測定します。ポリソムノグラフィーは、専門の施設で行われる検査で、呼吸や血中酸素濃度のほか、脳波や心電図、筋電図などを測定します。

口腔内のチェック

口腔内の状態や骨格の特徴が、気道の閉塞に関係することがあるため、口腔内のチェックも重要です。歯科医師により、下あごの大きさや位置、口蓋垂や扁桃腺の状態、歯並びや咬合などを評価します。口腔内のチェックは、口腔内装具の作製や手術の適応にも役立ちます。

合併症検査

睡眠時無呼吸症候群は、心臓や脳などの器官に悪影響を及ぼす可能性があるため、合併症の有無や程度を検査することも必要です。血圧や心電図、血液検査、脳波検査などが行われます。合併症検査は、睡眠時無呼吸症候群の重症度や治療法の選択にも影響します。

 

睡眠時無呼吸症候群の検査・治療なら東京千住・尚視会健診クリニックへ

睡眠時無呼吸症候群の検査や治療を受けるなら、東京千住・尚視会健診クリニックへお越しください。当施設では、以下のような特徴があります。

  • 最新の機器と連携:最新の機器と技術を用いて、睡眠時無呼吸症候群の疑いがないかの検査を行います。睡眠時無呼吸症候群が疑われた場合、当グループのクリニックや入院施設がある病院などで、簡易型アプノモニターによる検査やその他の睡眠検査、CPAP療法や手術などの治療の必要性を判断し、対応いたします。連携されている施設での治療が可能なので、検査から治療までが非常にスムーズです。
  • 健診結果即日対応:当施設では、健診結果を即日にお渡しすることができます(別途料金)。検査後に医師との面談を行い、健診結果や治療法について詳しく説明します。また、健診結果は画像含め全てオンラインで閲覧可能です。
  • アクセスの良さ:当施設は、北千住駅からのアクセスも良く、徒歩2分の場所にあります。白亜ビルの4階に健診センターがあり、5階に一般のクリニックがあります。

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が止まる病気で、心臓や脳に重大な影響を及ぼす可能性があります。睡眠時無呼吸症候群の原因と症状、治療法と検査方法について、この記事では詳しく解説しました。

このように、睡眠時無呼吸症候群は、放置すると命に関わる病気であるため、もし、自分や家族に睡眠時無呼吸症候群の症状があると思ったら、早めに検査を受けるのがいいでしょう。当施設では、最新の機器と連携、健診結果即日対応、アクセスの良さなどの特徴があります。睡眠時無呼吸症候群でお悩みの方は、東京千住・尚視会健診クリニックにぜひ一度ご相談ください。

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睡眠時無呼吸症候群のセルフチェックと治療法

あなたは、「睡眠中に大きないびきをかいたり、呼吸が止まったりしている」と家族に指摘されたことはありませんか?

もしそうなら、睡眠時無呼吸症候群という病気の可能性があります。
睡眠時無呼吸症候群は、自分では気づきにくい病気ですが、放置すると命に関わることもあります。
そこで、この記事では、睡眠時無呼吸症候群の原因と症状、セルフチェックの方法、治療法や検査方法などについて詳しく解説します。

また、睡眠時無呼吸症候群の検査や治療を受けるなら、北千住駅から徒歩2分のアクセスの良い東京千住・尚視会健診クリニックにお越しください。当施設では、最新の機器と技術による検査や治療を受けることができます。

睡眠時無呼吸症候群は、気づかず放置していると、様々な合併症を引き起こし、脳や心臓などの臓器に負担をかけ、最悪死に至る病です。ご自身やご家族に心配な症状がある場合は、早めの検査や治療をすることが大事です。
この記事を読んで、ご家族も一緒にまずはセルフチェックをしてみましょう。

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睡眠時無呼吸症候群とは?

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは、睡眠中に何度も呼吸が止まったり浅くなったりする病気です。呼吸が止まる時間は10秒以上に及び、1時間に5回以上繰り返される場合に診断されます。呼吸が止まると、体に酸素が行き渡らず、睡眠の質が低下します。その結果、日中の眠気や疲労感、集中力の低下などの症状が出ます。さらに、心臓や脳にも負担がかかり、心筋梗塞や脳卒中などのリスクが高まります。

睡眠時無呼吸症候群には、呼吸しようとする努力があるのに気道が狭くなっている「閉塞性睡眠時無呼吸症候群」と、脳から呼吸をする指令が出ない「中枢性睡眠時無呼吸症候群」の2種類があります。

閉塞性睡眠時無呼吸症候群は、肥満や扁桃肥大、下あごの小ささなどが原因で起こりやすく、いびきが特徴です。

中枢性睡眠時無呼吸症候群は、心不全や脳卒中、オピオイド系の鎮痛薬などが原因で起こりやすく、いびきがありません。

 

睡眠時無呼吸症候群のセルフチェック

睡眠時無呼吸症候群は、自分では気づきにくい病気です。
しかし、放置すると命に関わることもあります。そこで、以下のようなセルフチェックの方法を紹介します。
もし、以下の項目のうち、2つ以上に当てはまる場合は、睡眠時無呼吸症候群の可能性が高いと考えられます。その場合は、早めに専門医に相談しましょう。

睡眠中に大きないびきをかく

閉塞性睡眠時無呼吸症候群の場合、気道が狭くなることで、呼吸時に空気の流れが乱れて、大きないびきが出ます。いびきは、無呼吸の前兆となることが多く、無呼吸の後には激しいいびきが出ることがあります。いびきは、自分では気づきにくい症状ですが、周囲の人に指摘されることがあります。

呼吸が止まっていると指摘されたことがある

睡眠中に呼吸が止まることが、睡眠時無呼吸症候群の最も特徴的な症状です。呼吸が止まる時間は10秒以上で、1時間に5回以上繰り返されると、睡眠時無呼吸症候群と診断されます。呼吸が止まると、血中の酸素濃度が低下し、心拍数や血圧が上昇します。
また、睡眠のサイクルが乱れて、熟眠感が得られません。呼吸が止まっていると、周囲の人に気づかれることがあります。

日中に眠気に襲われる(ことが多い)

睡眠時無呼吸症候群では、睡眠の質が低下することで、日中の眠気が強くなります。そのため、仕事中や運転中など、集中力や注意力が必要な場面で、居眠りをしてしまうことがあります。居眠りは、生産性や安全性に影響を及ぼすだけでなく、自己評価や社会的評価にも悪影響を与えます。

熟眠感がない

睡眠時無呼吸症候群では、睡眠中に何度も呼吸が止まることで、睡眠のサイクルが乱れて、熟眠感が得られません。そのため、朝起きても、寝た気がしない、寝不足感がある、頭が重い、頭痛がするなどの症状が出ます。熟眠感がないと、日中の活動にも支障が出ます。

高血圧である

睡眠時無呼吸症候群は、高血圧の原因や悪化因子となることがあります。睡眠中に呼吸が止まると、血中の酸素濃度が低下し、交感神経が刺激されて、心拍数や血圧が上昇します。
また、睡眠の質が低下することで、ストレスホルモンの分泌が増えて、血圧が上昇します。高血圧は、心臓や脳などの器官に悪影響を及ぼします。

夜間にトイレで起きる(ことが多い)

睡眠時無呼吸症候群では、夜間にトイレで起きることが多くなることがあります。これは、睡眠中に呼吸が止まることで、心臓に負担がかかり、心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)という利尿ホルモンが分泌されるためです。ANPは、尿の量を増やす作用があります。

メタボリックシンドロームの傾向を指摘された

睡眠時無呼吸症候群は、メタボリックシンドロームの原因や悪化因子となることがあります。メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪の増加や高血圧、高血糖、高脂血症などの症状が複合的に現れる状態で、動脈硬化や糖尿病などのリスクを高めます。睡眠時無呼吸症候群では、睡眠の質が低下することで、ホルモンのバランスが乱れて、食欲や代謝が変化し、内臓脂肪が増えることがあります。

二重顎・顎のくびれがない

睡眠時無呼吸症候群のリスク因子の一つに、顎の形や位置があります。顎が小さい、後退している、くびれがないなどの場合は、気道が狭くなりやすく、呼吸が止まりやすくなります。顎の形や位置は、遺伝的な要素や、幼少期の口呼吸や舌の癖などに影響されます。

 

睡眠時無呼吸症候群の治療方法

睡眠時無呼吸症候群の治療方法は、原因や重症度に応じて、以下のようなものがあります。

減量や生活習慣の改善

肥満の予防や解消、禁煙や禁酒をしたり、睡眠薬の使用に注意することが、睡眠時無呼吸症候群の予防や軽減に有効です。軽症の場合は、横向きに寝ることや、枕の高さや硬さを調整することで、気道の閉塞を防ぎ、改善することもあります。

口腔内装具(OA)治療

睡眠中にマウスピースを装着することで下あごを前方に固定し、気道を広げる治療法です。軽度から中等度の閉塞性睡眠時無呼吸症候群の治療に有効です。CPAP療法ができない患者さんに対して行われます。装置を装着する手間が少ないですが、気道が塞がるのを防ぐ効果はCPAP療法より低いです。口腔内装具は、歯科医師により個人に合わせて作製されます。

持続陽圧呼吸療法(CPAP療法)

睡眠中に鼻や口に装着したマスクから、一定の圧力で空気を送り込むことで、気道を開放する効果がある持続陽圧呼吸療法は、中等度から重度の閉塞性睡眠時無呼吸症候群の治療に最も有効です。CPAP療法は、無呼吸の回数や症状を大幅に改善するだけでなく、心血管系の合併症の予防にも効果があります。

外科的手術

気道を塞いでいる部分を切除したり、気道を広げたりする手術です。手術の種類には、扁桃腺や口蓋垂の切除、下あごの前方移動、舌根の縮小などがあります。手術は、他の治療法が効果がない場合や、解剖学的な異常が明らかな場合に適用されます。手術には、再発の可能性や合併症のリスクがあります。

中枢性睡眠時無呼吸症候群の治療方法は、原因となる疾患の治療や、酸素投与やより高度な陽圧呼吸療法などがあります。中枢性睡眠時無呼吸症候群の治療には、専門的な知識と技術が必要です。

 

睡眠時無呼吸症候群の検査方法

睡眠時無呼吸症候群の検査方法は、以下のようなものがあります。

簡易検査

自宅で簡易的に行える検査で、指先や鼻にセンサーをつけ、血中酸素飽和度や呼吸状態を測定する、簡易型アプノモニターという機械を使います。無呼吸や低呼吸の回数や酸素の低下状態が分かります。

精密検査

病院に一晩入院して行う検査で、睡眠中の呼吸や脳波、心電図、血中酸素濃度、筋電図などを測定する、ポリソムノグラフィー(PSG)という検査を行います。睡眠時無呼吸症候群の有無や種類、重症度が分かります。

口腔内のチェック

口腔内の状態や骨格の特徴が、気道の閉塞に関係することがあるため、口腔内のチェックも重要です。歯科医師により、下あごの大きさや位置、口蓋垂や扁桃腺の状態、歯並びや咬合などを評価します。口腔内のチェックは、口腔内装具の作製や手術の適応にも役立ちます。

その他の合併症検査

睡眠時無呼吸症候群は、心臓や脳などの器官に悪影響を及ぼす可能性があるため、合併症の有無や程度を検査することも必要です。呼吸機能検査や心電図検査、胸部X線検査などが行われることがあります。合併症検査は、睡眠時無呼吸症候群の重症度や原因の判定、治療法の選択にも影響します。

睡眠時無呼吸症候群は、放置すると重篤な合併症を引き起こす可能性があります。もし自分や家族に、いびきや無呼吸、日中の眠気などの症状がある場合は、早めに医師に相談し、検査を受けるようにしてください。

 

睡眠時無呼吸症候群の検査・治療なら東京千住・尚視会健診クリニックへ

睡眠時無呼吸症候群の検査や治療を受けるなら、東京千住・尚視会健診クリニックにお越しください。当施設では、以下のような特徴があります。

  • 最新の機器と連携:最新の機器と技術を用いて、睡眠時無呼吸症候群の疑いがないかの検査を行います。睡眠時無呼吸症候群が疑われた場合、当グループのクリニックや入院施設がある病院などで、簡易型アプノモニターによる検査やその他の睡眠検査、CPAP療法や手術などの治療の必要性を判断し、対応いたします。連携されている施設での治療が可能なので、検査から治療までが非常にスムーズです。
  • 健診結果即日対応:当施設では、健診結果を即日にお渡しすることができます(別途料金)。検査後に医師との面談を行い、健診結果や治療法について詳しく説明します。また、健診結果は画像含め全てオンラインで閲覧可能です。
  • アクセスの良さ:当施設は、北千住駅からのアクセスも良く、徒歩2分の場所にあります。白亜ビルの4階に健診センターがあり、5階に当施設があります。

この記事では、睡眠時無呼吸症候群という病気について、原因と症状、セルフチェックの方法、治療法や検査方法などについて詳しく解説しました。睡眠時無呼吸症候群は、自分では気づきにくい病気ですが、放置すると命に関わることもあります。もし自分や家族に、いびきや無呼吸、日中の眠気などの症状がある場合は、早めに医師に相談し、検査を受けるようにしてください。

睡眠時無呼吸症候群の検査や治療を受けるなら、北千住駅から徒歩2分とアクセスの良い、東京千住・尚視会健診クリニックにお越しください。当施設では、専門医による最新の機器と技術で検査や治療を受けることができます。睡眠時無呼吸症候群は、治療すれば改善する可能性が高い病気です。睡眠の質を高めて、健康で快適な生活を送りましょう。

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睡眠時無呼吸症候群とストレスの関係は?原因や治療法についても徹底解説

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が止まってしまう病気です。日本国内の潜在患者数は約500万人と推定されています。

睡眠時無呼吸症候群を放置しておくと体に過度なストレスがかかり、狭心症や心筋梗塞などの重篤な疾患の発症リスクが高まります。また睡眠の質が低下することで社会生活に支障をきたすこともあり、精神的なストレスを感じやすい疾患です。睡眠時無呼吸症候群に心当たりのある方は、速やかに専門医へ相談しましょう。

この記事を解説する東京千住・尚視会クリニックは、北千住駅から徒歩2分の利便性の高い立地にあり、日本循環器学会の専門医が循環器内科で診察しています。足立区で睡眠時無呼吸症候群でお悩みの方は、ぜひ東京千住・尚視会クリニックへご相談ください。

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睡眠時無呼吸症候群とは?

睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome:SAS)は、睡眠中に大きないびきとともに何度も呼吸が止まる病気です。医学的な定義では、10秒以上呼吸が止まる「無呼吸」や、呼吸が浅くなる「低呼吸」が、平均して1時間あたり5回以上繰り返される状態とされています。

睡眠中に無呼吸が続くと体が低酸素状態となり、血液中の酸素が欠乏することで心臓や脳、血管などに負担がかかり、狭心症や心筋梗塞などの冠動脈疾患や脳卒中など、重篤な疾患の発症リスクが高まります。さらに睡眠の質が低下することで、日中の眠気や疲れやすさ、注意力や記憶力の低下、頭痛、不眠など様々な症状が出現し、社会生活にも影響を及ぼすことがある疾患です。

 

睡眠時無呼吸症候群とストレスは関係ある?

ストレスが直接的に睡眠時無呼吸症候群の原因となるわけではありませんが、ストレスを解消するための手段が発症に繋がることがあります。また十分な睡眠が取れないことでストレスを感じ、暴飲暴食をすることで肥満となり、症状が悪化する悪循環に陥ることもあります。

間接的にストレスも影響している

睡眠時無呼吸症候群の影響で十分な睡眠が確保できない場合、集中力や記憶力が低下し、思うように仕事がはかどらなくなることがあります。居眠りやケアレスミスが増えると、仕事や学業に支障が出たり、重大な事故に繋がる危険性もあります。周囲からの目が厳しくなることで、ストレスを感じることもあるでしょう。睡眠時無呼吸症候群によるストレスから、うつ病などの精神疾患を発症するケースもあります。

暴飲暴食に注意

ストレスにより食事量や飲酒量が増えると、肥満の原因となります。肥満は睡眠時無呼吸症候群の大きな原因です。また飲酒による喉の筋肉の弛緩や、煙草の影響で喉が腫れることも、症状を悪化させる要因となるため注意しましょう。

肥満や飲酒、喫煙などの生活習慣は、高血圧や糖尿病、心血管系の病気になるリスクも上がるため、生活習慣を見直すことも大切です。

 

睡眠時無呼吸症候群の原因

睡眠時無呼吸症候群の原因には2種類あり、「呼吸中枢に異常が起こっているタイプ」と「気道が塞がれる閉塞性のタイプ」があります。一般的に多いのは閉塞性のタイプと言われており、「肥満」「顎が小さい」「アデノイド肥大」などが原因となり気道を閉塞し、無呼吸状態となります。

呼吸中枢の異常

呼吸機能は、脳の中枢神経によってコントロールされており、この中枢神経に異常が起きると、睡眠時に無呼吸状態となります。心不全や心房細動、脳卒中などに合併することが多く、中でも心不全がある人の2人に1人は中枢性の睡眠時無呼吸症候群であるとも言われています。

肥満

閉塞性の睡眠時無呼吸症候群のうち、70%が肥満であるという研究結果があります。睡眠時無呼吸症候群になる確率は、体重が10kg増加するごとに2倍、BMIが6増加するごとに4倍になるという報告もあります。最も危険なのは肥満の男性と言われており、20歳の頃と比べ10kg以上体重が増えた方は、特に注意が必要です。

肥満により首の周りに脂肪が付くと、舌が後方に押し出され、気道が圧迫されて狭くなります。そこを空気が流れることによって、いびきや無呼吸の原因となります。

顎が小さい

肥満ではなくても、骨格的な要素で睡眠時無呼吸症候群になりやすい方がいます。小顔の女性など顎や喉が小さい方は、もともと気道が細いため睡眠時無呼吸症候群になりやすいです。特に日本人は欧米人と比べ顎が小さい人種なので、睡眠時無呼吸症候群を発症しやすいと言われています。

アデノイド肥大

睡眠時無呼吸症候群は大人の病気と思われがちですが、子どもでも発症することがあります。その原因はアデノイド肥大によるものです。アデノイドは咽頭扁桃とも呼ばれる、鼻の奥にあるリンパ組織の塊です。2歳頃から大きくなりはじめ、6歳頃に最も大きくなり、10歳頃までに自然に小さくなっていきます。

アデノイドの肥大によって、鼻の通り道が狭くなり、鼻詰まりやいびき、口呼吸などが発生し、ひどい場合には無呼吸や睡眠障害などの症状を引き起こします。

子どもの睡眠時無呼吸症候群は、新生児から小学生の1~3%です。子どもの場合は成長発達にも大きな影響をもたらすため、大きないびきをかいて寝ていたら注意が必要です。

 

睡眠時無呼吸症候群とその他の疾患の関係性

睡眠時無呼吸症候群の症状である「集中力や記憶力の低下」「日中の眠気」などは、うつ病などの精神疾患の症状ともよく似ています。症状がよく似ているため混合しやすく、併発することもあるため注意が必要です。

精神疾患があると睡眠時無呼吸症候群を発症しやすい

うつ病などの精神疾患がある人は、睡眠時無呼吸症候群の発症リスクが高いという研究結果があります。その理由として、精神疾患の治療薬や睡眠導入剤の作用で、睡眠時に舌の筋肉が弛緩し気道が塞がれることが挙げられます。また病気により食生活や生活習慣が乱れやすいことや、太りやすくなる副作用のある治療薬もあり、体重が増加しやすいことも原因のひとつです。

睡眠時無呼吸症候群を改善することで精神疾患の改善に繋がることも

睡眠時無呼吸症候群の治療をすることで、精神疾患の改善に繋がることもあります。うつ病などの精神疾患を抱える方の中には、「寝付きが悪い」「ぐっすり眠れない」などの睡眠障害を訴える方も少なくありません。睡眠時無呼吸症候群を併発している場合、治療をすることで睡眠の質が向上し、精神疾患が改善することもあります。

 

睡眠時無呼吸症候群の治療方法

睡眠時無呼吸症候群の改善には日常生活を見直すことが効果的です。

運動を心がける

睡眠時無呼吸症候群の方の中には肥満が原因となっている方が多いため、減量が有効です。10%の減量ができれば、無呼吸を25%減らせるとも言われています。

睡眠時無呼吸症候群になると新陳代謝に異常をきたすため、肥満になりやすいです。生活習慣を見直し、日々の運動を心がけましょう。とは言え、普段運動の習慣がない方が急に体を動かそうとしても、ハードルが高く怪我に繋がる恐れもあります。「一駅手前で降りて歩いてみる」「階段を使う」など、まずは意識して体を動かすようにしてみましょう。

鼻呼吸を心がける

鼻詰まりや口呼吸が原因で、睡眠中に口を開けていると、舌が喉の奥に下がりいびきをかいたり無呼吸の原因となります。鼻詰まりのある方は鼻腔を広げるアイテムなどを利用し改善しましょう。口呼吸が習慣化している方は、普段から意識して鼻呼吸をするよう心がけましょう。

禁煙をする

喫煙により気道は慢性的に炎症を起こし、むくんで狭くなります。そのため喫煙者は非喫煙者と比べると、睡眠時無呼吸症候群になるリスクが高いです。特に重症の睡眠時無呼吸症候群とも関連が深いとされており、早期の禁煙が推奨されます。

薬の服用は医師と相談する

薬の中には、睡眠時無呼吸を悪化させる可能性のあるものもあります。服用している薬がある場合は、医師に相談しましょう。

睡眠時無呼吸症候群の検査・治療なら東京千住・尚視会健診クリニックへ

この記事では睡眠時無呼吸症候群の原因や治療法、ストレスとの関係について解説しました。睡眠時無呼吸症候群は、狭心症や心筋梗塞、脳卒中などの重篤な疾患の発症リスクを高めるほか、社会生活にも支障をきたす疾患です。十分な睡眠が取れないことでストレスを感じ、暴飲暴食をすることで肥満となり、症状が悪化するという悪循環に陥ることもあります。気になる症状のある方は早めに専門医へ相談しましょう。

東京千住・尚視会クリニックは、北千住駅から徒歩2分の利便性の高い立地にあり、日本循環器学会の専門医が循環器内科で診察しています。睡眠時無呼吸症候群でお悩みの方は、ぜひご予約の上ご相談ください。ご予約はLINE・WEBから24時間対応しております。

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